男はつらいよ

「男はつらいよ」主題歌の歌詞(セリフ付き)と作品ごとで使われた構成

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「男はつらいよ」の主題歌は、作品によって使われている歌詞(バージョン)が違います。

そして、「男はつらいよ」マニアの方は気付いていると思いますが、よく聞いてみると同じ歌詞であっても作品ごとに微妙に歌い方が違っているのがわかります。

これは、各作品ごとに主題歌を録り直しているためです。

「男はつらいよ」は、映画が作られる前はテレビ版として放送されていましたが、そのドラマ版で使われていた主題歌がすでに映画版で使われていたものと同じものを使用しています。

なので、映画が製作される前にすでに存在していた主題歌ということになります。

ドラマ版が放送されていたのが1968年(昭和43年)から1969年(昭和44年)、映画版の第1作目が公開されたのが同年1969年なので、ドラマ版が終了した年に映画版が作られたことになります。

しかし、「男はつらいよ」の主題歌がレコード化されたのが1970年2月ということなので、映画版が作られた後になってからレコードが発売されたということになります。

映画が作られる度に、主題歌に含まれるセリフ(口上)と歌詞の内容が変わるという「男はつらいよ」ですが、実際に何バージョン存在していたのかついてまとめてみます。

今回は、レコードに収録されていたと思われる「男はつらいよ」主題歌の歌詞(セリフ付き)の構成と作品ごとで使われた様々なバージョンでの構成について書いてみたいと思います。

1970年2月10日に発売されたレコードに収録されている「男はつらいよ」主題歌の歌詞(セリフ付)の基本構成

渥美清が歌っている「男はつらいよ」の主題歌のレコードが発売されたのが、1970年2月10日です。

このレコードに収録されている音源は、「男はつらいよ」のサントラ版には収録されているかもしれませんが、この曲単体でのCD化はされていないと思います。

おそらく、レコード版に収録されていたと思われる構成は、以下の動画のようなものです。

「男はつらいよ」主題歌の歌詞(セリフ付)

作詞:星野哲郎
作曲:山本直純
歌:渥美清

(セリフのパート)

私生まれも育ちも葛飾柴又です。
帝釈天でうぶ湯を使い、姓は車、名は寅次郎。
人呼んでフーテンの寅と発します。

(歌のパート)

俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ
いつかおまえのよろこぶような
偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐も無く
今日も涙の今日も涙の日が落ちる
日が落ちる

ドブに落ちても 根のある奴は
いつかは 蓮の花と咲く
意地は張っても心の中じゃ
泣いているんだ兄さんは
目方で男が売れるなら
こんな苦労も
こんな苦労もかけまいに
かけまいに

男とゆうものつらいもの
顔で笑って
顔で笑って腹で泣く
腹で泣く

(セリフのパート)

とかく西に行きましても東に行きましても
土地土地のお兄貴さんお姐さんにごやっかいかけがちになる若造です。
以後見苦しき面体お見知りおかれまして、向後万端ひきたってよろしくおたの申します。

歌詞のリピート部分の

<男とゆうものつらいもの
顔で笑って
顔で笑って腹で泣く
腹で泣く>

このリピート部分は、映画版「男はつらいよ」の48作ある中で一度も使われていない部分です。

なので、このレコード化された主題歌はおそらくテレビ版で使うために録音された構成なのかもしれません。

「男はつらいよ」主題歌の歌詞(セリフ付)の構成は5番まで

「男はつらいよ」主題歌の歌詞は、1番から5番までの構成となっています。

しかし、映画の冒頭で流れる主題歌は、必ず1番から5番までの構成になっているわけではありません。

だいたい2部構成となっていて、作品ごとに使われる歌詞はランダムに組み合わせたようにバラバラな構成になっています。(実際には、それぞれの作品の内容に合わせてセレクトしているかもしれませんが・・・。)

ちなみに、1番の歌詞が使われたのは、第3作「男はつらいよ フーテンの寅」までとなります。

きっと、寅さんの妹のさくらがヒロシと結婚してしまったためです。

1番の歌詞が使われなくなるのは、作品の背景と歌詞がマッチしなくなってしまうという意味なのでしょう。

1番
俺がいたんじゃお嫁にゃ行けぬ わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前が喜ぶような偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく 今日も涙の、今日も涙の陽が落ちる、陽が落ちる

2番
どぶに落ちても根のある奴は、いつかは蓮の花と咲く
意地は張っても心の中じゃ泣いているんだ兄さんは
目方で男が売れるなら こんな苦労もこんな苦労も掛けまいに、掛けまいに

3番
どうせおいらはヤクザな兄貴、わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前が喜ぶような偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく 今日も涙の、今日も涙の陽が落ちる、陽が落ちる

4番
どうせおいらは底抜けバケツ わかっちゃいるんだ妹よ
入れたつもりがスポンのポンで何もせぬよりまだ悪い
それでも男の夢だけは 何で忘れて、何で忘れているものか、いるものか

5番
あても無いのにあるよな素振り、それじゃあ行くぜと風の中
止めに来るかと、あと振り返りゃ誰も来ないで汽車が来る
男の人生一人旅、泣くな嘆くな、泣くな嘆くな影法師、影法師

ちなみに、4番は聞き慣れない歌詞になっていますが、第4作目「新・男はつらいよ」の冒頭でしっかりと流れています。

このバージョンが使われたのは、この第4作のみです。

この4番の歌詞は幻の4番と言われており、何やら誰が作詞を手掛けたのかわからないらしいです。

この第4作目「新・男はつらいよ」だけ監督が山田洋次ではなく、小林俊一になっているのが関係しているのかもしれません。

冒頭部分の寅さんのセリフ(口上)

そして、映画版の「男はつらいよ」は、必ず冒頭部分に寅さんのセリフ(口上)が入って歌が流れ出します。

そのセリフ(口上)は、基本的にパターン1が使われていますが、32作目の「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」の時だけ、なぜかパターン2が使われています。

パターン1
わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します

パターン2
大道三間、軒下三寸、借り受けましての渡世。わたくし、野中の一本杉でございます

「男はつらいよ」主題歌をカバーした歌手

八代亜紀・・・第49作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」の主題歌として実際に映画の中で八代亜紀によるセリフ入りで使われる。

玉置浩二・・・アルバム「群像の星」に収録

まとめ

今回は、レコードに収録されていたと思われる「男はつらいよ」主題歌の歌詞(セリフ付き)の構成と作品ごとで使われた様々なバージョンでの構成について書いてみました。

「男はつらいよ」のオープニングで流れる主題歌は毎回録音されたものを流していたので、その時々の渥美清の声の表情が変わっていて面白いものです。

声に力強さを感じる時と、ささやくようにどこか優しい声に聞こえる時もあります。

26年間続いた「男はつらいよ」は、渥美清という一人の人間が歩み続けた記録とも言えるのではないでしょうか。

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