1999年1月6日からフジテレビで放送された財前直見主演のドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」。
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」とは、お店を舞台に演じる女優=ホステスの世界をコミカルに描いたサクセス・ストーリーです。
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画配信サービス
財前直見主演のドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画(1話~12話<最終回>)をサブスクで配信しているのは、フジテレビが提供している「FOD PREMIUM」という動画配信サービスです。
FOD PREMIUMを利用することで、ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の1話から最終回までの全動画をサブスク動画として視聴することができます。
<FOD PREMIUMで視聴できるドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」のサブスク動画>
- 第1話の動画「仕事も恋もガケップチ!30才女の逆襲!!」
- 第2話の動画「新旧ナンバー1!! 炎の対決!」
- 第3話の動画「盗む女!! 愛のお客さま争奪戦」
- 第4話の動画「クラブ初体験!! 恋する破滅男」
- 第5話の動画「この店の誰かが狙われてる!?」
- 第6話の動画「華麗なる女の炎!! 明菜VS聖子」
- 第7話の動画「No.1五月燃え上がる禁断の恋」
- 第8話の動画「ホステス合コンの甘い香り…」
- 第9話の動画「銀座編(1)新しい舞台への出発」
- 第10話の動画「銀座編(2)新人の明菜ですっ!」
- 第11話の動画「もう一度立ち上がれ!明菜!!」
- 第12話(最終回)の動画「永遠の楽園!パラダイス!!」
そして、以下のようなドラマもサブスク動画として視聴することができます。
全話サブスク
-
-
ドラマ「新・お水の花道(財前直見主演)」の動画配信サイト一覧-サブスク(1話~12話<最終回>)
2001年4月10日からフジテレビで放送された財前直見主演のドラマ「新・お水の花道」。 ドラマ「新・お水の花道」とは、伝説のホステス・明菜の活躍を描いた『お水の花道』の続編で、六本木で働くホステスの姿 ...
全話サブスク
-
-
「スワンの馬鹿(上川隆也主演)」のドラマサブスク動画(1話~10話<最終回>)配信サイト一覧
2007年10月からフジテレビで放送された上川隆也主演のドラマ「スワンの馬鹿!~こづかい3万円の恋~」。 ドラマ「スワンの馬鹿」とは、表向きは優雅だが、水面下では必死にもがいて頑張る中年サラリーマンた ...
全話サブスク
-
-
ドラマ「白い巨塔(唐沢寿明主演)」の動画配信サイト一覧-サブスク(1話~21話<最終回>)
2003年10月からフジテレビ開局45周年記念ドラマとして放送された唐沢寿明主演のドラマ「白い巨塔」。 ドラマ「白い巨塔」とは、山崎豊子の同名小説を原作にドラマ化された作品で、1978年に同放送局で放 ...
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画配信サービス一覧表
その他、ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」を期間限定で見放題サブスク配信している動画配信サービスの状況は以下の通りです。
配信サービス |
配信状況 |
月額料金 |
FOD PREMIUM
|
|
976円 |
hulu
|
配信なし
|
1,026円 |
Paravi
|
配信なし
|
1,017円 |
dTV
|
配信なし
|
550円 |
Amazonプライム
|
配信なし
|
500円 |
U-NEXT
|
配信なし
|
2,189円 |
TELASA
|
配信なし
|
618円 |
スポンサードリンク
財前直見主演のドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画(1話~12話<最終回>)以外に約20,000本のサブスク動画を視聴することができる
FOD PREMIUMを利用するには、月額976円(税込)の利用料金がかかります。
しかし、FOD PREMIUMを利用することで、ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画以外にフジテレビで放送された他のドラマ動画もサブスク動画として楽しむことができます。
その他、フジテレビで放送されたアニメ、バラエティー番組の動画などもサブスク動画として視聴することができます。
どんな動画が配信されているのかを確認したい方は、下記の記事をご覧ください。
FOD PREMIUMを利用することで、ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画以外にフジテレビで放送された約20,000本のサブスク動画を同時に楽しむことができます。
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の全動画(1話~12話<最終回>)をサブスクで無料視聴する方法
財前直見主演のドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の全動画をサブスクで視聴するには、FOD PREMIUMへの会員登録が必要です。
会員登録は、Amazonアカウントを使って会員登録をすることで、登録後2週間は無料で視聴できるお試し登録が可能になります。
FOD PREMIUMへの会員登録が完了すると、ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の全動画(1話~12話<最終回>)をサブスクで視聴することができます。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の動画(1話~12話<最終回>)のあらすじ情報(ネタバレ注意)
お店を舞台に演じる女優=ホステスの世界をコミカルに描いたサクセス・ストーリー。20歳のころは指名率トップを誇ったホステス・明菜も今や29歳。トップは若い五月に奪われ、嫌味を言われていた。そんな中、明菜が敬愛するオーナーが死亡、新オーナーが現れる。
第1話のあらすじ
第1話のあらすじを読む
89年。世はバブル全盛期。六本木にあるクラブパラダイスでは、高価な酒が飛ぶように出て行く中、光輝く笑顔を浮かべた若干20歳の明菜(財前直見)がナンバーワンホステスに君臨していた。
そして99年。世は空前の大不況。空くのは安めのウイスキー。そんな中、23歳の五月(一色紗英)にナンバーワンの座を譲り、明菜は控えの席で一人、暗く座っていた。
閉店後、明菜は五月から嫌味半分にプレゼントの包みを渡される。
「お忘れだったんですか? 自分の誕生日…30歳の」憮然とする明菜。そのうえマネージャーの清野は、そろそろヘルプに回ってくれとまで言い出す。オーナーの松島の秘蔵っ子だったためクビにこそならないものの、全盛期を過ぎた明菜は遠回しに肩叩きをされているのだった。
閉店後、明菜は仁(阿部寛)の店・バーネクストで、バツイチの出戻りホステス・よおこ(戸田恵子)と飲んでいた。そこに手袋をはめた一人の男性客・石崎(上川隆也)が現れた。会話の弾みから店の名刺を出し、若いコに客を奪われることを酔いに任せて愚痴った明菜は、石崎に言われる。「成績だけのナンバーワンが…イコール最高のホステスと言えるのでしょうか」お水の世界もロクに知らない初対面の男のせりふにカチンと来た明菜は、そのままバーを後にしてしまう。
翌日、松島が倒れたとの知らせを受けて病院へ駆けつけた明菜は、弱々しく微笑む松島を見て目を潤ます。そんな明菜に松島は言う。「忘れるな…いつもお前の笑顔を待っている人達がいることを」そう勇気づけると松島は明菜に、小さな包みを差し出した。元気になった明菜の後ろ姿を寂しそうな目で見送る松島…。
明菜が出勤すると店がざわめきたっていた。容体が急変した松島が、さっき亡くなったというのだ。今日は臨時休業にすると言う清野。だが松島の言葉を思い出し、さっき松島から受け取った包み…中身は松島が愛用していた懐中時計だった…を開けた明菜は、店を開けようと主張する。「どんな辛いことがあろうと、お客様に見せる笑顔は同じ。ここは舞台! あたし達は女優よ!」
その日に限って店は忙しかった。そんなパラダイスのネオンを、バイトをクビになりボーッと眺めていた麻弥(原沙知絵)が、面接に訪れたと勘違いされ、結局話の流れからホステスとして加わることになった。ミスしまくりの麻弥を巧みにフォローする明菜。
ようやく明菜達の客が帰り、それを見送ると、すぐそばで別のデーブルにいたなみえ(藤崎奈々子)がまゆみ(井上晴美)に、指名を貰った客の名前を覚えていないと困惑していた。結局、本人に聞くしか術がないと腹をくくったなみえに、やりとりを聞いていた明菜は口を挟んだ。
「それで? そのあとはどうなるか考えたの?」
そんなことをしたら2度とそのお客様は来ない、「自分が特別だ」と思いたいからお客様は高い金を払って店に来るのだと諭す明菜。
その後、なみえ達と共にテーブルに戻った明菜は、ベテランの会話術で客の名前を呼ばずに場を盛り上げていた。だがその客からついにマイボトルが入った。凍り付く明菜。なみえは、その客の名前を書き込まなければいけないのだ。次の瞬間、明菜はいきなり、その客の上着にわざと水をこぼし、その隙に上着の内側のネームを盗み見た。
「すみませんでした…あの…高橋…さん?」明菜のイチかバチかの賭けは的中! 客の名前は高橋だった。
閉店後、よおこらと仁の店でうまい酒に酔いしれる明菜。
だが次の日。思いもかけない男が店にやってきた。いつの日か会った手袋の男、石崎だった。なんと石崎は、クラブパラダイスの新オーナーだったのだ!番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第2話のあらすじ
第2話のあらすじを読む
石崎(上川隆也)に啖呵を切ってクラブパラダイスを辞めた気になっていた朝。明菜(財前直見)はよおこ(戸田恵子)に無理やり出勤させられる。
店では若いホステスらが、明菜をチーフに任命した昨晩の一件で、閉店後の五月(一色紗英)は大荒れだったと噂をしていた。そこに出勤してきた五月が明菜に、来た早々、石崎とはどういう関係だと言い出し、
明菜はいよいよ店を辞める決意を固くする。
だが明菜の退職願いもうやむやなまま朝礼が始まってしまった。すると五月は、明菜がチーフになるのは納得がいかない、自分と明菜のどちらがチーフにふさわしいか考え直して欲しいと石崎に申し出た。それを受け、石崎は提案をした。自分の大事な客を二人に接客させ、どちらがホステスとしてより優れているかをその客に判断して貰う、その人を改めてチーフに任命しようと。
それを聞き、明菜に宣戦布告する五月。だが辞めるつもりの明菜は、そんな戦いに挑むつもりはないと言う。すると石崎は言った。元ナンバーワンのプライドがあるなら、勝って辞めるくらいの意地はないのかと。石崎の言葉にムカつく明菜。するとよおこが明菜にかわり、明菜が勝負を受ける段取りをつけてしまった。
閉店後、仁(阿部寛)の店で飲みながら、勝負に乗ってしまったことを後悔する明菜。けしかけたよおこまでが「あんた不利よ」と言い出す始末。ますます気が重くなる明菜だが、同時に石崎への怒りや、店を買い取ったかもしれぬ石崎の正体に謎を抱くのだった。
翌日、気合いを入れたファッションに身を包んだ明菜と五月が出勤してきた。石崎の客・伊部(西岡徳馬)が来店し、いよいよ勝負開始。伊部はあでやかな五月を見、その可愛さに声をあげるが、明菜には見向きもしない。悔しがる明菜の目の前で五月が携帯の番号を書いた名刺を渡した。それに負けじと、明菜は自宅の電話番号を書いた名刺を渡す。 そうして両者の戦いはバチバチの火花を散らしながら展開するが、伊部の手が自分の腰に回ったのを感じた五月は、トイレで化粧直しをしながら一人、この勝負は貰ったという手応えを噛み締める。
だが五月の不在中、伊部は明菜に軍配が上がるようなことを匂わせる。伊部は、どちらにも勝ったと思わせて、いい思いをしようとしているらしい。その後、話の展開から、来週伊部が50歳の誕生日を迎えるという話題になった。そしてその日は、最近疎遠気味の娘の誕生日と同じ日なのだと言う。それを言ったきり、寂しそうな表情になる伊部…。
伊部が帰ることになった。とうとう勝負の結果が出る…はずだったが、伊部はどちらがいいホステスか決められないと言う。がっくりする一同。そこで石崎が提案した。来週の伊部の誕生日の前日、店で前祝いをしよう、その時こそ、二人の勝敗を決めて貰おうと。
後日、伊部への誕生日プレゼント選びに頭を悩ます明菜。そんな明菜は麻弥(原沙知絵)のふとした助言から、予想外の安い物を選ぶ。そんな明菜の買い物風景を見掛け、明菜より遥かに高価な物を選び、ほくそえむ五月だったが…。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第3話のあらすじ
第3話のあらすじを読む
ある晩のクラブパラダイス。自分の客を奪ったまゆみ(井上晴美)の頬をなみえ(藤崎奈々子)が張った。その後もまゆみは他のホステスの客を奪いまくり、ついには五月(一色紗英)の客にまで手を出し五月の怒りを買ってしまった。
その日の閉店後。まゆみはその月の同伴賞に選ばれ、嬉しそうに金一封を受け取った。だが五月をはじめ、周りの女の子達はそんなまゆみの喜び様を冷たい目で見、聞こえるようにこきおろす。そんなホステス達に、石崎(上川隆也)は、どのホステスを選ぶかはお客様の権利だと一蹴するのだった…。
そして後日。まゆみの出勤前にもかかわらず、クラブパラダイス店内の空気はどんよりと重たい。バーテンの加藤(伊藤俊人)に、まゆみを指名した客にヘルプにつくよう言われたなみえ達は、きっぱりとそれを断る。見兼ねた明菜(財前直見)がなんとかなみえ達の機嫌をなだめすかすものの、今度はそこに、明菜をいつも指名する客・山田がまゆみと腕を組んで来店。いきなり明菜の形相は変わってしまう。
それでもなんとかまゆみのヘルプについた明菜は、まゆみが席を立った時、山田から妙な噂を耳にする。どうやらまゆみは、ベッドを共にして、他のホステスから客を横取りしていたらしいのだ。
お客とエッチする…それは、お水の世界においては絶対禁じ手となっている暗黙のルール。もしこのことが石崎にバレたら、おそらくまゆみはクビになる。何がなんでも指名をとってやるというタイプでもなかったまゆみの行動に明菜は胸騒ぎを覚えるのだった。
数日後。開店前のクラブパラダイスで、明菜は遠回しに、今のパラダイスをどう思うか石崎に問う。どうやら石崎は、まゆみのことに気付いているらしい。だが石崎は、そんな状況をどうするかは「あなだ次第ですが」と明菜に投げ返す。「あたしにどうしろってゆうのよ」と途方に暮れる明菜…。
その日、明菜は洗面所でまゆみに、お水の倫理を破ったことを注意したものの、まゆみはそんな明菜をくすくすと笑って相手にせず、その場から立ち去ってしまう。
閉店後、まゆみの姿を探す明菜。だがまゆみはダッシュで帰ってしまったという。
その頃、まゆみは保育園に息せききって駆け付けていた。「ママあっ」と歓喜の声をあげる子供に「勇助! ただいまっ」と笑顔で答えるまゆみ。そんなまゆみがアパートへ戻ると、部屋の前には明菜が立っていた。勇助を連れたまゆみの姿に驚く明菜。
夫に死なれ、息子・勇助を抱え、この仕事を始めたというまゆみ。そして死んだ夫の両親が最近になって、勇助を私立の幼稚園に入れるために引き取ろうとしているのだという。春までに私立の幼稚園の入学金と寄付金を揃えられなければ、義母達は法的手段をとってでも勇助を引き取ろうとする勢いなのだとも。貯金のないまゆみは、息子との暮らしを守るため、客の指名を獲得しようとお水の掟を破ったのだった…。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第4話のあらすじ
第4話のあらすじを読む
ある晩、クラブパラダイスの前でためらうようにうろうろしていた中年の男(小松政夫)とぶつかった明菜(財前直見)。男は店を見上げ、一度こういう店に来てみたかったが、いざとなると足を踏み入れる勇気がないのだと言う。
そんな姿に好印象を持った明菜は、満面の笑みを浮かべ、男を店に誘った。明菜の笑顔に釘付けになる男…。
新規の客を連れて出勤した明菜に驚く他のホステス達。だが明菜は、男の貧相な身なりから、明らかにお金を持っていない一見の客だろうと値踏みする彼女らの視線を受けながらも、その男に無理をさせないよう安い酒をそっとふるまい、精一杯の接客にまわる。
男の名は斉藤。斉藤は、ニューボトルを入れたり、フルーツの盛り合わせを注文したりする周囲の客の振る舞いを伺いながら、明菜に気を使って緊張するばかり。そんな斉藤の様子を冷やかし気味に見る清野(佐藤B作)達ら従業員の横を通り過ぎ、石崎(上川隆也)は斉藤に丁寧に挨拶をした。それを受け、思わず頭を下げる斉藤。唖然とするホステス達…。
慌てて斉藤を席に座らせ、その後はなんとか斉藤をリラックスさせ、存分に楽しませた明菜。帰り際、斉藤は「今夜は本当に楽しかった」と言い残して店を後にするのだった。
閉店後、仁(阿部寛)の店で、斉藤のことをネタに笑うよおこ(戸田恵子)と飲みながら、たとえ一夜限りの客だとしても、斉藤が喜んで帰って行ってくれたことにどこか嬉しさを感じる明菜。
そして翌日。なんと斉藤が二日連続で来店した。しかも服装は、昨日とは見違えるほどびしっとキメキメ。もちろん、ご指名は明菜。斉藤はもしかしてどこかの大金持ちだったのかもしれないと、羨ましげに眺めるホステス達。
高価なボトルを入れ、そのうえ明菜に大きなダイヤのネックレスまで贈る斉藤。躊躇する明菜に斉藤は、自分は鎌倉の土地持ちだから安心して受け取って欲しいと言う。それを聞き、素直に喜ぶ明菜。さらに同伴出勤の約束までも…。
すっかり有頂天の明菜。翌日、待ち合わせたレストランで大きな花束を手渡された明菜は、一昨年亡くなった妻の入院中にすっかり花に詳しくなったという斉藤の寂しげな身の上話を聞く。だが出勤の時刻が迫り、そろそろ店に行かなければと席を立とうとすると、斉藤は驚く。斉藤はどうやら同伴のシステムがわかっていなかったらしく、食事を一緒にするということは、店を休んでいるということだと勘違いしていたらしい。そんな斉藤を、微笑ましく見る明菜。
その後もしばらく、斉藤と明菜は、同伴やアフターを共にする日々を過ごし、高価なブランデーも次々に入れられていった。斉藤の上客ぶりに羨望の声を漏らすホステス達。 だがある日、斉藤との待ち合わせ場所に走った明菜は、喫茶店のガラス越しに、他の若い女性に何かを言われてしょぼんとする斉藤の姿を目撃する。
女性だけが席を立ち去り、明菜の横を通り過ぎた。その瞬間、明菜は女性にためらいがちに声をかけた。
その女性は、斉藤の娘だった。そして彼女は言った。
「もしかして、あなたが明菜さん?」
斉藤は、地主などではなかった。小さな会社の万年係長を先日定年退職したばかりで、その退職金を使い果たしてしまったというのだ。
「明菜さん、お願いします! どうかもうこれ以上父をたぶらかさないでください!」 思わず言葉を失う明菜は…。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第5話のあらすじ
第5話のあらすじを読む
よおこ(戸田恵子)と麻弥(原沙知絵)と出勤した明菜(財前直見は、ドア前に置かれたワラ人形を発見し、絶叫。開店前のクラブパラダイスは、誰かが呪われているのではないかと大騒ぎになった。
閉店後、帰宅した麻弥は水商売を理由に、アパートを出て行くよう言われてしまう。 翌日。店の前で開店準備をしていた加藤(伊藤俊人)は、明菜らが出勤してくる傍らに不審な人影を察知し、首を傾げていた。明菜が店に入るやいなや、電話が鳴った。無言電話だった。不審がる加藤…。そのうえ、まゆみ(井上晴美)となみえ(藤崎奈々子)は入り口付近で黒い人
影が横切るのを目撃。度重なる不審な出来事の連続に、皆はすっかりおじけづいてしまう。
閉店後、帰路に着いた明菜とよおこと麻弥の背後に、またも不審人物が影を落としていた。そうとは知らず仁(阿部寛)の店に立ち寄った3人。そこで麻弥は、アパートを追い出されるハメになったと泣き崩れ、明菜のアパートに置いて欲しいと言い出した。そんな願いをあっさり断る明菜。 だが麻弥を部屋に上げた途端、無言電話はかかるわ、チャイムが鳴った外に黒い人影が横切るわ…。自分が狙われていると知った明菜は恐怖のあまり、麻弥をしばらく住まわせることにするのだった。
次の日、陽動作戦に出て、“犯人”をおびきだそうと企んだ明菜は、麻弥を引き連れ、夜道を歩き回る。そんな明菜達を後ろから尾行する仁と智也(川端竜太)。そこに、待ってましたと言わんばかりに男の影が近付いてきた。電信柱の影から飛び出し、男を殴る仁。が、その男はなんと…。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第6話のあらすじ
第6話のあらすじを読む
ある日の晩、よおこ(戸田恵子)や麻弥(原沙知絵)らと道を歩いていた明菜(財前直見)は、石崎(上川隆也)が女性を連れ立ってバーから親しげに出てくるところに出くわした。
そして翌日のクラブパラダイス。清野(佐藤B作)は、改装工事をすることになったクラブ夜汽車から、工事の間だけ預かることになったとして、夜汽車のホステス数名を紹介した。余裕の笑みを見せる夜汽車軍団。そんな中、初日早々遅刻してきた夜汽車ナンバーワンのホステス・聖子を見た明菜の目は釘付けになった。昨夜石崎と歩いていた女性だった。
どんないきさつで預かることになったか清野に詰め寄る明菜だったが、石崎に頼まれたというだけで、事の真相は定かではないらしい。
ふとロッカールームを覗くと、そこでは早速、夜汽車軍団がパラダイスのことをけなしまくっていた。その自信満々な一挙手一投足に腹を立てる明菜達。
いよいよ開店となった。すると、いきなり聖子に指名が入った。なんと大蔵大臣だった。だがそのテーブルに明菜がちょっとした下ネタで無理やり入ったため、場は和んだのだが、閉店後、聖子は尋常じゃないほど怒ってしまう。一流店の夜汽車は下世話なパラダイスの客とは違うというのだ。
結局、他の女の子達も言い争いに荷担し、店は早くも夜汽車VSパラダイスで仲間割れしてしまう。その日、夜汽車のホステスを預かったのはどういうわけかと石崎を問いただす明菜。
石崎は、明菜が聖子達を理解してあげればすべてはうまくいくと言う。釈然としない明菜。そこに偶然、書類と印鑑を持った聖子が入ってきた。訝しく思う明菜だったが、石崎に部屋を追い出されてしまい、話はうやむやなまま終わるのだった。
その後のパラダイスはひどかった。夜汽車軍団とパラダイス軍団で客そっちのけの熾烈な戦いが続き、その空気は店内にも自然と流れたため、店の売上はだんだんダウン。客足も遠のいて行ってしまったのだ。
危機を感じた清野はミーティングでホステス一同に喝を入れた。だがホステス達は互いに罪をなすりつけあい、聞く耳を持たない。
そこに現れた石崎が、このままなら店を閉めるとまで言い出した。聖子の印鑑と書類のことを思い出した明菜は、そのことを問い詰めるが、石崎には「あなたが知る必要のない事」だと言われてしまう。
このままでは店を乗っ取られてしまうと察知した明菜は、借金をしてでも自分達だけのクラブパラダイスを作ろうと企て、よおこと銀行を訪れる。そこで二人は、銀行から疲れた足取りで出て来る聖子の姿を目撃してしまう。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第7話のあらすじ
第7話のあらすじを読む
出勤前の午後、若い男に露店でアクセサリーを買って貰っている、幸せそうな五月(一色紗英)を見つけた明菜(財前直見)。その男はどう見ても、客ではなく「彼氏」といった風貌だった。
そんなある日、ロッカールームの貼紙が話題になった。
「店内恋愛は禁止とす…マネージャー、チーフは罰金百万円也、ボーイは罰金五十万円也」
とは言っても、従業員同士で恋愛をするなんて今のパラダイスでは考えられないと笑うホステス達。だが五月一人は「禁断の恋って辛いわ」とトンチンカンなことを言うよおこ(戸田恵子)に、「いいですよねえ恋するって」と静かに微笑むのだった。
開店後、明菜は見慣れない新人ボーイがいるのに気がついた。聞けば2週間前から勤めていると言う。その男・長瀬は、いつか五月とデートをしていた青年に他ならなかった。五月の恋愛が不意に心配になる明菜。その頃、五月と長瀬は「こんなとこ、誰かに見られたら大変だね」と言いながら、閉店後の夜の道を手をつなぎラブラブで歩いていた。
翌日、遅刻して出勤した長瀬が怒鳴られていると、その直後に五月も出勤してきた。もちろんナンバーワンホステスの五月を咎める人は誰もいないが。だがその日、五月の手を触る客を見兼ねた長瀬は、嫉妬のあまり、灰皿を替えるついでにわざとその客の足を踏んでしまう。明菜の機転でどうにかその場は事なきを得たものの、明菜は五月に裏でこっそり注意をする。だが五月は明菜に、今日のことは反省すると言いつつも「今のこの気持ちも大切にしたいんです…女として」と言い残して席に戻ってしまう。ため息をつく明菜…。
翌日、出勤したばかりの明菜が客からのクレームの電話をとった。同伴の約束をしたのに五月が来ないのだと言う。五月が同伴をすっぽかしたのだ。慌ててボーイに、長瀬はどうしているかと聞くと、案の定長瀬も休んでいると言う。その日は五月目当てで来店する客は不機嫌そうに次々と帰ってしまい、清野(佐藤B作)は気が気ではない。そんな様子を冷ややかに見ている石崎(上川隆也)…。その頃五月は、風邪で寝込んでいる長瀬を必死に看病しているのだった。
そうして五月の指名も同伴も目に見えて減ってきた頃、ボーイの一人が、長瀬と五月のツーショットを目撃したと騒ぎたてた。そのうえ清野は五月が長瀬に合鍵を渡すところを見つけてしまい、二人の交際はついに皆にバレてしまう。なんとか清野に訴えようとする明菜。だがそこに石崎が現れたため、明菜は石崎の寛大な判断に委ねようと身を引く。
ところが意外にも、石崎は冷たく言い放った。
「結論から言いましょう。二人の交際は…認めません」
長瀬の方へ向き直り、石崎はなおも続ける。
「君はうちの店の大事な、それもナンバーワンのホステスに手をつけた…それは…覚悟の上の行動なんだろうな?」番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第8話のあらすじ
第8話のあらすじを読む
ある日の午後、明菜(財前直見)のマンションに、今週の乙女座は絶好調なのだと雑誌の占いページを指してはしゃぐよおこ(戸田恵子)が飛び込んできた。そんなよおこに呆れる明菜。
そしてクラブパラダイス。かおる(白石弓子)が合コンメンバー集めに、ホステス達を説得していた。相手がエリートの四井物産だと聞くや、目を輝かせるまゆみ(井上晴美)やなみえ(藤崎奈々子)、五月(一色紗英)ら。最後に麻弥(原沙知絵)も加わりメンバーも揃ったが、そのやり取りを明菜とよおこは殺気立って聞いていた。
合コン当日。かおるのかわりに、なぜか明菜とよおこが会場のレストランに現れた。ギョッとする五月達。明菜はかおるを仁(阿部寛)の店に拉致してきたのだった。
合コンは、自己紹介が始まった。かっこいい男に早速チェックを入れる明菜だが、ホステスであることを隠しているため、自分の自己紹介でうっかりデパガをやっていると嘘をついてしまう。その場凌ぎで全員がデパガだと話を合わせたものの、皆、下の名前で呼びあうばかりで互いの名字は知らないわ、煙草にすかさずライターを用意するわ、酒が少なくなればすぐに水割りを作るわと、染み付いたお水の性が表れまくり。
そんな折、おしぼりをお水独特のサインでボーイに示してしまった明菜。だがそのサインはなぜかボーイに通じてしまう。そのボーイは、パラダイスの元常連客で、よおこの元夫でもある島田(阿南健治)だった。
久々の再会に沸くよおこと島田。島田はこの店のオーナーをやっているのだと言う。結局その場のノリでつい明菜が、自分達はホステスであることを暴露。合コンは台無しに終わってしまった。
その日の晩、よおこと島田のいきさつについて麻弥に語って聞かせた明菜。昔の島田は都内に何軒もの店を持つ青年実業家だったが、バブル崩壊で借金王となったこと、よおこはそんな島田を見限ったのではなく、情けない姿を見られたくない島田の方が先に出て行ってしまったこと。とは言え、まさか焼けぼっくい火はつかないと踏んでいる明菜だったが…。
翌日、島田がパラダイスに来店した。よおこを指名する島田。島田とすっかり盛り上がるよおこ。
一方明菜は麻弥と共に、いかにもいかがわしい商売をしていそうな客を接客していた。しばらく後、その客が帰り間際、トイレから出て来た島田を偶然見つけ、声をかけた。怪しげな投資話を持ち掛けたのだ。客は、今週中に一千万用意できれば、こんな儲け話はないと言う。金融業者のブラックリストに載っていると言って断りつつも、別れた妻、つまりよおこと再婚すれば、家族名義で借金ができると入れ知恵され、顔を強張らせる島田。そんな島田の様子を遠目で見つけ、不審に思う明菜。
閉店後、仁の店でよおこはいきなり明菜に打ち明けた。島田に再婚してくれと言われたと。大はしゃぎのよおこ。だが、ふと見せたよおこの思案顔に、明菜は一抹の不安を覚えてしまう。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第9話のあらすじ
第9話のあらすじを読む
パラダイスに来店した客を厳しい表情で追い返す石崎(上川隆也)を見て戸惑う明菜(財前直見)。
その後ロッカールームでは、石崎の抱えた事情についてホステス達が勝手な推測をまくしたてていた。その時なみえ(藤崎奈々子)が、さっきの客は警察に違いないと言い出したため、その場は石崎が逮捕されるのではないかと大騒ぎ。皆の言い分に怒りを覚えつつも、心配が募る明菜。
翌日、遅刻出勤した明菜は、客席にズラリと座ったダークスーツの男達の軍団を見て驚愕。彼らは明らかに刑事といった風情だった。どのホステスが接客についても、男達は笑わず、話さず、ロクに酒も飲まない。見れば、全員が耳にイヤホンをしている。そしてマイクに向かってぼそっと「まだ店には来ていないようです」…。
そんなところに石崎が現れ、息を飲む一同。すると石崎の後ろで手錠がかけられる音がした。「桜井和夫、婦女誘拐の容疑で逮捕する」
…なんのことはない。常連客が婦女誘拐犯の容疑者だったため、石崎は協力しただけだった。ホッとしたのも束の間、今度は川上という客が明菜を指名してきた。店内を観察するように見回す川上は、グラスを合わせるといきなり明菜に同伴を申し込んだ。そして一杯も飲み終えぬうちに、川上は帰ってしまった。同伴に喜びつつも、首をかしげる明菜。
次の日の夕方、明菜が待ち合わせ場所に行くと、黒塗りのリムジンから川上が降り立った。当惑する明菜が連れて行かれた先は、お水の世界の人間なら知らない人はいないと言われ、日本一と名高い銀座の高級クラブ『花園』。緊張の中、店内に足を踏み入れた明菜は、川上が席を離れている間、店内や落ち着いたホステス、きびきびとしたボーイなどに目を奪われる。接客に当たったホステスにも感心していると、今度は作家や歌舞伎役者などの一流客が続々来店。若くして優雅なママが挨拶に現れた時には、すっかり圧倒されまくってしまった明菜だった。
席に戻ってきた川上に『花園』を褒めちぎっていると、そこに男が声をかけてきた。「嬉しいことを言ってくれるね」男は先日、石崎が追い返した客・藤波(浜田晃)だった。すっと名刺を出す藤並。
なんと藤波は花園グループの総裁で、川上はその秘書だったのだ。
「今夜君に来てもらったのは他でもない…ここで働いてみる気はないかね?」明菜は『花園』から引き抜きの声をかけられたのだった。自分の実力をこの『花園』で試してみなければ、この世界で生きる意味はないと言い切る藤波。パラダイスを愛するがゆえ、藤波の言葉に揺れる明菜…。
その夜、リムジンの中では藤波の横に石崎が座っていた。
「もう何年になるかな…お前が家を出て行って」番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第10話のあらすじ
第10話のあらすじを読む
花園で働きはじめた明菜(財前直見)は、ママの麻子(沖直未)の優しい笑顔に歓迎され、やる気満々だった。
早速、証券会社の社長・工藤のテーブルについた明菜。パラダイスのナンバーワンだとママに紹介されたうえ、工藤には「若くて新鮮」と言われた明菜は大喜び。銀座では自分はまだまだ若手なのだと知り、さらにやる気を増すのだった。ところが、花園流に煙草の火をマッチでつけようとした明菜は、慣れない動作に思わず失敗。だが明菜は、それをバカにされるどころか、工藤にもママにも優しくフォローされてしまう。
そのうえ、客の支払いはひと月ごとの請求書だという会計システムを知らされた明菜は、パラダイスとの違いを思い、自分の知らないお水の世界があるのだと感じ入るのだった。
そうして花園の初日を終えた明菜が店を出ると、そこには川上(野中功)のリムジンが。ホテルのスイートに連れていかれた明菜は、川上からここでしばらく暮らして欲しいと言われる。藤波(浜田晃)からの命令だった。
化粧品から高級ブランドの洋服、毎日の出勤前の美容院のカード…何から何まで揃えられているうえ、ギャランティーのシステムやその金額も驚きの連続。とんでもない所に来てしまったのだと改めてため息をつく明菜。用意された服を体にあてながら自分の姿を鏡に映す明菜だったが、同時に、自分を引き止めてくれなかった石崎(上川隆也)のことを一瞬思い出すのだった。
だが、花園のホステスを勤めるのは容易なことではなかった。翌日からの明菜は、接客のためには政治や経済の知識が必要なこと、外人客のために英語力も必要なこと…何から何まで勉強しなければならないこと尽くしであることを知る。それからというもの、閉店後の明菜は毎晩ホテルで経済新聞や英語の教材と格闘するのだった。
そんなある時、明菜目当てでパラダイス時代の常連客・山田が花園を尋ねて来た。ところが麻子は、紹介のない一見の客だとして、山田を追い返してしまったと言う。花園のやり方に少し躊躇する明菜。
そうこうしながら、ようやく花園に慣れ始めてきた頃、明菜は藤波の親友だという客・白石のテーブルにつく。そこで明菜は、石崎は20年前に家を飛び出したきりの藤波の息子であること、石崎という姓は先妻の名字であることを初めて知る。その事実にショックを隠せない明菜…。
意を決し、閉店後のパラダイスを訪れた明菜。そこで明菜は石崎に、藤波との関係をなぜ打ち明けてくれなかったのかと詰め寄る。そして自分が花園に引き抜かれるのを止めなかったのは、父親へのプライドのためだったのではないかとも。何も答えられぬ石崎。そんな石崎の姿を見て、悔し涙と共に店を飛び出す明菜。
その後、ふと寂しさがよぎることもあったが、自分の選んだ花園で精一杯頑張ろうと決意した明菜。指名も入るようになり、客との会話にもなんとかついていけるようになった。そんなある日の朝礼で、明菜は麻子から特別賞を受けた。その明菜に控え目な拍手を送る小百合(星遥子)。
だが開店後、控え席にいた小百合に明菜が礼を言うと、小百合は今日で店を辞めるのだと言う。新しいホステスが入れば、成績の悪い者は出ていくのが当たり前であること、そして花園を辞めるということは、ホステスの仕事を辞めることだと言い切る小百合。その言葉にショックを受けた明菜は、そんな小百合に労いの言葉ひとつかけぬ藤波や花園のやり方に疑問を覚え、閉店後の藤波に詰め寄った!・・・。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第11話のあらすじ
第11話のあらすじを読む
花園からパラダイスに戻ってきた明菜(財前直見)は、どういうわけか仕事も私生活もだらけまくり。その最大の原因が歯痛にあることがわかると、明菜は歯医者に勇気を出して出向いた。だが診療台の上の明菜は恐怖のあまり大騒ぎ。ところが治療を終えて痛みもとれると、ついお水の性分で、歯科医の松尾(升毅)に反射的に場違いな営業をしてしまうのだった。
しかし歯痛は治ったというのに、なぜかやる気の回復しない明菜…。
その頃、石崎(上川隆也)は友人の医師・津川のもとを訪れていた。石崎は重病に侵されており、たとえ手術をしても成功の確率はわずか30%だという宣告を受けていたのだ。だが津川の懸命な説得も聞かず、手術を拒否する石崎。
一方、パラダイスではなみえ(藤崎奈々子)のテーブルになみえの高校の同級生・佐藤が偶然来店。盛り上がる佐藤だったが、そんな佐藤になみえは高校時代に好きだった雅也には、ホステスをやっていることを言わないでくれと頼み込む。
かたや明菜に新規の指名がかかった。その客は明菜がうっかり営業した松尾だった。すっかり明菜を気に入り、同伴を申し出る松尾。だが、こんな上客をゲットできたというのに、依然として明菜のやる気は回復しない…。
翌日、高級料亭で松尾と食事をした明菜。食事が終わると松尾は、おもむろに明菜に結婚を前提につきあいたいと言い出した。驚く明菜。その時、「好きな方がいらっしゃるんですか」との松尾の言葉に、石崎のことが脳裏をかすめる明菜だった。
そんな明菜の思いはよそに、道ばたで突如発作を起こした石崎は、偶然通りかかった仁(阿部寛)に助けられる。だが石崎は、このことは誰にも言わないで欲しい、万一の時は明菜をよろしく頼むとの言葉を言い残すのだった。
そしてパラダイス店内。ホステスの件をばらさないかわりに、口止めを要求されているらしきなみえと佐藤の光景を目撃した石崎は、明菜になみえのヘルプに着くよう指示を出す。いい雰囲気に見える二人の間に入ることにためらう明菜は、案の定佐藤には無視されてしまう。
翌日、ロッカールームで古ぼけた写真を眺めていたなみえ。写真にはセーラー服のなみえと学ランの少年の姿が。なみえの忘れられない人・雅也だった。そこに佐藤からの指名がまた入った。出勤してきた明菜にアドバイスを求めようとするなみえだったが、相変わらずボーッとした明菜は頼りにならず、なみえはホールに出ていくのだった。
すると、再び明菜は石崎からなみえのヘルプに着くよう指示を受けた。石崎の意図がわからない明菜。そんな明菜に石崎は厳しく言う。「あなたは昨日、あの席で一体何を見ていたのですか」「あなたに戻ってきてもらったのは、ここであなたにしか出来ない仕事をしていただくためです」。石崎の言葉に打たれ、咄嗟になみえを見る明菜。だが石崎の言葉で頭がいっぱいの明菜は、なみえの笑顔が曇っていることに気が付かない…。
佐藤を店から送りだしたなみえと明菜。なみえの手には待ち合わせのホテルのバーの名が書かれた紙が。そのバーが、単なる同伴を意味すると思い込む明菜。そんな明菜になみえは相談したいことがあると訴えるが、明菜はそれすらも断ってしまう。
翌日、佐藤の待つホテルに意を決したように入っていくなみえ…。
そして開店前のパラダイスのロッカールームでは、なみえと雅也の写真が見つかり大騒ぎ。最近のなみえの様子が変だったことも話題になり、ようやくなみえの置かれていた状況がわかった明菜は、パラダイスを飛び出した…!番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
第12話のあらすじ
第12話のあらすじを読む
石崎(上川隆也)の担当医から、石崎の病状はたいしたことはないと言われ、安心する明菜(財前直見)。
翌日の閉店後、石崎はパラダイス2号店をオープンするつもりだとい言い出した。ざわめく一同。だが瞬く間に明菜、よおこ(戸田恵子)、五月(一色紗絵)らが面接官となりホステスの面接試験が始められ、そうして選ばれた女の子達に明菜達が研修を行うことになった。それら一連のことは、当の明菜達も驚くほど早いスピードで進められていった。石崎らしからぬ急な思いつきと展開に少し戸惑う明菜。
ある時明菜は思いきって石崎に、なぜ慌てて2号店を出すのかと切り出した。が、石崎の答えは、今がちょうどいい時と判断したといった内容で…。その頃、自分の実家を訪れた五月は、会社を経営する父親から、ホステスの仕事を辞め、自分の会社を手伝って欲しいと言われ、迷っていた。かたや仁(阿部寛)は石崎に深夜呼び出され、パラダイスを訪れていた。自分がこの世を去った時にはパラダイスを任せたいと言う石崎。死ぬことを考えるなと言う仁。そして、店はともかく、明菜のことは自分ではどうにもならないのだとも…。
数日後、石崎が2号店のために出資した5千万が持ち逃げされたことが発覚し、皆は大騒ぎ。詫びる石崎だったが、自分の野心のために自分達のパラダイスを利用したと言って五月は激怒。続き、まゆみ(井上晴美)やなみえ(藤崎奈々子)らも怒り、ホステス達は帰ってしまった。店の存亡が危ぶまれる中、呆然とするしかない明菜。
明くる日、明菜は訪れた松島(藤村俊二)の墓の前で石崎と遭遇。何もかも一人で解決しようとする石崎に、事情があるなら話して欲しいと訴える明菜だったが、石崎は何も答えず去って行くのだった。
その晩のパラダイスにはホステスがわずか6人。そのうえ石崎は行方知れずだとボーイ達は騒ぐ。苦悩する明菜は、閉店後、仁にそのことを話すと、仁の顔色が変わった。行方不明…ただ一人石崎の病気のことを知る仁は勘付いたのだ。明菜に事情を打ち明ける仁。
病院に駆け付けた明菜は、石崎の病状を知り愕然とする。そして翌日意を決し、再び病院を訪れ、「誰だって一人じゃ生きていけない」と石崎に言う。番組解説「お水の花道~女30歳ガケップチ~」
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の作品データ&スタッフ
- 脚本:梅田みか
- 音楽:大島ミチル
- 演出:平野眞/土方政人/都築淳一/藤田明二
- プロデュース:加藤正俊
- 制作著作:フジテレビ/共同テレビ
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」のキャスト一覧
明菜・・・財前直見
石崎脩一・・・上川隆也
五月・・・一色紗英
麻弥・・・原沙知絵
まゆみ・・・井上晴美
なみえ・・・藤崎奈々子
よおこ・・・戸田恵子
仁・・・阿部寛
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の主題歌
SURFACE「なにしてんの」
まとめ:「お水の花道~女30歳ガケップチ~(財前直見主演)」のドラマサブスク動画(1話~12話<最終回>)配信サイト一覧
今回は、財前直見主演のドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の全動画(1話~12話<最終回>)をサブスクで配信しているサイトと、その視聴方法について書いてみました。
ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の全動画(1話~12話<最終回>)をサブスクで配信しているのは、フジテレビが提供している「FOD PREMIUM」という動画配信サービスです。
FOD PREMIUMへの会員登録をすることで、ドラマ「お水の花道~女30歳ガケップチ~」の全動画(1話~12話<最終回>)をサブスクで視聴することができます。
現在FOD PREMIUMでは、Amazonアカウントを使って会員登録をすることで、登録後2週間は無料で視聴できるお試し登録が可能になります。