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東京ラブストーリー最終回での赤名リカの本当の気持ちを読み解いてみる

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このドラマを観終わった後、あまりにも衝撃的なラスト(カンチとリカが最終的に別れるという結末)に、「あれ?何で?」と思ったのは私だけではないはずです。

今までのドラマであれば、相思相愛だったカップルが紆余曲折を繰り返し、最終的に結ばれるというのがセオリーでした。

ところが、東京ラブストーリーというドラマは、それを大きく覆してきました。

この記事では、東京ラブストーリーの最終回に登場する赤名リカの心情を私の勝手な想像で読み解いてみようと思います。

もちろん、私が読み解こうとしているのは、ドラマ版に登場する赤名リカのほうです。

ちなみに、東京ラブストーリーの原作漫画版とドラマ版は全く別物であると私は解釈しています。

なぜなら、原作漫画版に登場するリカは和賀の子を妊娠するというヘビーな内容になっているからです。

そんな展開になってしまうと、もはやドラマ版で登場する赤名リカとは全く別人格のキャラクターになってしまうし、また違った感情移入が必要になってきます。

なので、原作漫画版とドラマ版に登場する赤名リカは全く別の人間であると、私の中ではっきり線引きしておきたいのです。

そして、ドラマ「東京ラブストーリー」を観たことがないという方は、この記事を読んでも全くチンプンカンプンの内容になっていると思います。

なので、ドラマを視聴してから読んでもらえると楽しめるかもしれません。

ドラマ「東京ラブストーリー」は、DVD-BOXをわざわざ購入しなくても、FOD(~2018年12月17日)を利用すればいつでも視聴することができます。

興味があれば、下記の記事に視聴方法が書いてあるので、参考にしてください。

「東京ラブストーリー」のドラマ動画(1話~11話<最終回>)を見放題で視聴する方法

それでは、さっそく本題に入っていこうと思います。

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カンチの故郷愛媛でのリカの揺れ動く心情を読み解いてみる

リカの気持ちが激しく揺れ動くのは、愛媛でカンチと会ってからでしょう。

この愛媛でのシーンは、カンチとリカのセリフや態度などから、二人の気持ちの微妙なズレを感じ取ることができます。

いや、むしろ男と女の感覚のズレと言ったほうがいいのかもしれません。

例えば、リカはカンチの言葉を何度かスルーする場面があります。

それは、学校でのシーンと神社から降りてくる階段でのシーンです。

東京ラブストーリーの久万町立久万中学校でのシーン

ここでは、リカが「(リカが)急にいなくなったからみんな心配している。」というカンチのセリフをスルーして、別の話題にもっていこうとするシーンがあります。

ここで問題となるのは、”みんな心配している”という部分に引っ掛かったリカの気持ちにカンチが気付いてあげられていないことです。

本来カンチは、自分が心配していたことを伝えるべきだったのです。

案の定、そのあとリカはカンチの本当の気持ちを確認しようと「カンチも心配した?」とダイレクトに聞いてくるのです。

そして、神社から降りてくる階段でのシーンも同様です。

東京ラブストーリーの大洲神社でのシーン

「転勤を断ってどうするつもりなんだ?」というカンチのセリフに、リカは何も答えずに別の話題にもっていこうとします。

このシーンは、男と女の感覚のズレをうまく表現してると思います。

つまり、物事を思考で処理しようとする男の感覚と、感情で処理しようとする女の感覚のズレです。

もちろん、カンチはリカにとって一番いい方法を見つけ出そうとしていることは間違いありません。

これは、男の感覚で言えばカンチがリカのことを想っての行動です。

しかし、女の感覚でそうはなりません。

リカにとって転勤の話などどうでもいいことなのです。

リカが本当に望んでいるのは、ずっとカンチと一緒にいたい、それだけなのです。

そのためにカンチに「ロスに行かないで欲しい」と言ってもらいたいだけなのです。

皮肉にも、物事を思考で処理しようとする男の感覚では、リカの本当の気持ちに気付いてあげるのは難しいでしょう。

しかし、リカはそんな男の感覚というものをしっかりと理解しています。

だから、リカはカンチに気付いてもらおうと、「別れた女に・・・」「赤い糸はぷっつり切れちゃった・・・」などといった皮肉めいたセリフを何度か浴びせてくるのです。

この微妙な気持ちのズレが、この愛媛でのシーンにたくさん散りばめられています。

なぜ、リカは別れの手紙をポストに出したにも関わらず、「気が変わったら駅まで迎えに来て」とカンチに言い残したのか?

リカの気持ちが読み取りにくいと思えたのが、堤防でのシーンから電車に乗り込むまでのシーンでしょう。

堤防でのシーンで、「気が変わったら駅まで迎えに来て」とカンチに言い残して去っていくリカの行動は、私にとってとても不可解なものに思えました。

なぜなら、別れの手紙を出した後のことだったからです。

リカは、カンチがジュースを買いに行った短い時間に、別れの手紙を書き記してポストに投函しています。

東京ラブストーリーでリカが別れの手紙を出すシーン

この手紙を出すのは、二人が愛媛で別れた後のシーンでわかることなのですが・・・。

手紙の内容はこうでした。

「こんにちは、カンチ。こんばんはかな?
これからカンチにお別れを言おうと思います。
ちょっと悲しいけど、でも悲しいだけでもありません。
いずれにしても、カンチと同じ季節に同じ道を歩けたことを愛してやみません。
カンチ!今がいとしいよ。
カンチとお別れする今この時を、やっぱりいとしく思えるから私のこれからはきっと大丈夫って思えます。
カンチと出会えて、ちょっと人生得したかなって。
サヨナラは言いません。
約束もしません。
でも、また逢えるよね?

赤名リカ

追伸-元気ですか?

つまり、リカは愛媛でカンチと一緒にいる時にこの手紙を出してしまっているのです。

何をきっかけにこの別れの手紙を書こうと思ったのかはわかりませんが、この手紙をポストに入れた瞬間に、リカはカンチと別れる決断を下したことになります。

それにもかかわらず、リカは最後のお願いとして「気が変わったら駅まで迎えに来て」とカンチに言ってしまうのです。

別れる決断を下したリカの気持ちを揺れ動かしたのは、堤防にいる時にカンチが言った「もっと楽に生きろよ」という言葉だったのかもしれません。

東京ラブストーリーでカンチがリカに「もっと楽に生きろよ」というシーン

リカにとってこの言葉は、「自分の気持ちにもっと正直になれよ」と言われたように感じたのでしょう。

この後、リカがカンチの胸に飛び込んでいったのは、もう一度だけカンチの気持ちを確認してみようと思えたからなのかもしれません。

だからリカは、最後のお願い事として「気が変わったら駅まで迎えに来て」と突発的に言ってしまったのです。

リカが祝杯のビールを買わずにそのまま駅に向かってしまったのは、まだ自分のほうへカンチが振り向いてくれるかもしれないと思ってしまったからなのでしょう。

なぜ、リカは約束した4時48分の電車の1本前の電車に乗って帰ってしまったのか?

電車のシーンでも、リカは不可解な行動を取ります。

リカにとっては、カンチが駅まで迎えに来てくれることが望みだったはずです。

それにもかかわらず、リカはカンチと約束していた48分の電車の1本前の電車に乗って行ってしまうのです。

東京ラブストーリーの梅津寺駅のシーン

この時のリカの気持ちを察するのは、非常に難しいです。

もしかしたら、ここでのリカの気持ちは視聴者の勝手な想像で読み解いてみてもいいのかもしれません。

なぜなら、リカの本当の気持ちを読み解くための材料がなさすぎるからです。

はじめはカンチともう一度寄りを戻せたらと思って、突発的に「気が変わったら駅まで迎えに来て」とリカはカンチに言った。

しかし、駅で待っている間、リカは冷静な自分を取り戻し、これ以上カンチの気持ちを惑わせたくないという思いが募ってきた。

もしくは、自分がすでに別れの手紙を出したことを思い出し、ケジメのない自分に嫌気がさし、カンチに会わないように1本前の電車に乗った。

こんな感じなのでしょうか。

もっと別な解釈ができる方は、コメント欄にでも書き込んでいただきたいです。

いずれにしても、リカはこの駅でカンチから身を引く最終決断を下したということです。

リカが「後で洗って返すね」と持っていたカンチのハンカチを駅に置いていったのは、それを告げるためだったのでしょう。

東京ラブストーリーの梅津寺駅のハンカチのシーン

3年後にカンチと再会した時のリカの本当の気持ちはどんなものだったんだろうか?

東京ラブストーリーの赤名リカ

リカが3年後にカンチと再会し、満面の笑みで手を振りながらカンチの元を去っていくあの光景は、何度観ても泣けてきます。

リカが笑顔であればあるほど泣けてくるのです。

リカが笑顔になるのには理由があります。

リカは幼いころ転校ばかりしていたせいで、友達と別れるという経験をたくさんしてきました。

だから、「一緒にいられる間は笑顔でいよう」「二度と会えなくなるからなるべく笑顔でいよう」という思いが誰よりも強くなっていったのです。

リカが常に笑顔を絶やさない女の子に育っていったのはこのためです。

だからこそ、涙一つ見せずに満面の笑みでカンチの元を去っていったのです。

しかし、あの時のリカの本当の気持ちをこんな捉え方で読み解こうとすると、もしかしたら誤解が生じるのかもしれません。

なぜなら、あのシーンでリカが辛い想いを押し殺して無理に笑っているように見えてしまうからです。

こんな捉え方でリカの気持ちを察した時、見ている私たちはリカがとてもかわいそうに映ってしまうでしょう。

現にこのドラマの最終回を観終わった後、リカがあまりにもかわいそうになってしまった私は夜も眠れなくなるほど凹んでしまいました。

これは、とても辛い結末でした。

ところが、ある時私は少しズレた角度からリカの気持ちを読み解こうとしてみたのです。

それは、カンチと別れて3年たったリカの心の中は、もうすでに新しい道を模索し、自分の人生を歩み出しているという視点に変えてみたのです。

つまり、3年後のリカはもう完全に吹っ切れているという捉え方です。

もしかしたら、愛媛から帰る電車の中ですでに吹っ切れていたのかもしれません。

あの時電車で流したリカの涙は、カンチへの想いを断ち切る前向きな涙に変わっていったのではないでしょうか。

東京ラブストーリーで電車の中で号泣するリカ

そうすれば、3年後にリカが街中でカンチとさとみに気付かずに横を通り過ぎていったこと、リカの呼び方が「カンチ」から「永尾君」に変わっているのにも納得がいくようになります。

もちろん、リカはカンチのことをすっかり忘れてしまっているわけではなく、過去の思い出として大切に心にしまい込んでいるというのは、その後のビルの屋上でのリカのセリフからしっかりと読み取ることができます。

そういう視点からリカを見た時、涙一つ見せずに満面の笑みでカンチの元を去っていったリカの気持ちはとても晴れ晴れしたものであったと思えてくるのです。

東京ラブストーリーでの3年後の赤名リカ

人生の捉え方の違いが見え隠れする3年後のリカとカンチ

おそらく、あの時カンチが街中でリカを見つけて声をかけていなかったら、リカはそのまま二人に気付かず通り過ぎていたことでしょう。

そうなれば、二人が再び出会うこともなく、再び会話をすることもなかったのかもしれません。

まさに東京という大都会で生きる人間模様を描いているかのようです。

しかし、街中でカンチがリカを見つけるというシーンは、リカとカンチの人生の捉え方の違いを表現したようにも見えてくます。

つまり、過去とケジメを付けて前向きに生きるリカと、リカのことがいつまでも気にかかって過去を捨てきれないでいるカンチという、二人の全く真逆の視点です。

もしかしたら、3年経ってもリカのことを気にかけていたカンチだったからこそ、カンチは人混みの中からリカを探し出せたのかもしれません。

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