シリーズが進んでいくに従って、どんどんストーリーが複雑化していくウォーキングデッドですが、今回は、その第2弾となるシーズン2のストーリーに敷かれた伏線について考察していきたいと思います。
ちなみに、このブログでシリーズ化している「ウォーキングデッド伏線考察」についての記事は、各シリーズを跨いだり、遡ったりして記述しています。
なので、完全にネタバレが含まれる記事になっていますので、そのことを理解した上でご覧ください。
目次
- 1 ウォーキングデッド シーズン2の全動画を今すぐに観たい人へ
- 2 ウォーキングデッド シーズン2 第1話~第13話のあらすじと伏線(ネタバレあり)
- 2.1 シーズン2-第1話の動画「長い旅路の始まり(What Lies Ahead)」
- 2.2 シーズン2-第2話の動画「命の代償(Bloodletting)」
- 2.3 シーズン2-第3話の動画「最後の銃弾(Save the last One)」
- 2.4 シーズン2-第4話の動画「涙に咲く花(Cherokee Rose)」
- 2.5 シーズン2-第5話の動画「無限の生命力(Chupacabra)」
- 2.6 シーズン2-第6話の動画「明かされる秘密(Secrets)」
- 2.7 シーズン2-第7話の動画「死の定義(Pretty Much Dead Already)」
- 2.8 シーズン2-第8話の動画「希望という幻想(Nebraska)」
- 2.9 シーズン2-第9話の動画「繰り返されるウソ(TRIGGERFINGER)」
- 2.10 シーズン2-第10話の動画「決闘(18 MILES OUT)」
- 2.11 シーズン2-第11話の動画「生かすか殺すか(JUDGE, JURY, EXECUTIONER)」
- 2.12 シーズン2-第12話の動画「深い森の中で(BETTER ANGELS)」
- 2.13 シーズン2-第13話の動画「壊れゆく人格(BESIDE THE DYING FIRE)」
- 3 ウォーキングデッド シーズン2 主なキャスト
- 4 ウォーキングデッド シーズン2のDVDの紹介
ウォーキングデッド シーズン2の全動画を今すぐに観たい人へ
現在ウォーキングデッド シーズン2が視聴できるのは、以下の3つの動画配信サービス。
いずれも、各シーズンにおいての全話フル動画を高画質サブスクで視聴することができます。
その中でもシーズン1~シーズン6までの吹き替え版の動画が観れるのは、Huluのみです。
そして、全シーズンの動画が観れるのは、以下の動画配信サービスとなります。
・Hulu(シーズン1~シーズン8)※吹き替え版はシーズン1~シーズン6
・dTV(シーズン1~シーズン8)※吹き替え版はシーズン1~シーズン2
・amazonプライムビデオ(シーズン1~シーズン7)※吹き替え版なし
※視聴期限が過ぎると視聴できなくなる場合があります。
ウォーキングデッドの動画を配信している動画配信サービスについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ウォーキングデッド シーズン2 第1話~第13話のあらすじと伏線(ネタバレあり)
新たな救いの地を求め、再び前に進むリックと生存者たち。ウォーカーの襲撃を逃れながら辿り着いた農場で、落ち着いた暮らしが送れるかに見えたが、やがてその地もウォーカーたちに蝕まれていく。そんな中、リックの妻ローリへの思いを断ち切れない、リックの元同僚で親友のシェーンの苦悩とリックとの確執…。追い詰められた状況で皆が葛藤し向かう先を模索する中、リックが下した決断と衝撃の告白とは…
シーズン2-第1話の動画「長い旅路の始まり(What Lies Ahead)」
CDCから脱出した一行は、安全と噂されるフォートベニング基地へ向かっていたが、フリーウェイの放置された車の大渋滞現場から迂回しようとしたところ車が故障したため足止めを余儀なくされる。そこへ突如襲来したウォーカーの大群を一行は車の下に隠れてやり過ごそうとするが、キャロルの娘のソフィアだけが見つかってしまい、道路脇の林の中へ逃げ込む。追いかけたリックは自分が囮となってソフィアを一旦逃がすことに成功するものの、結局彼女は行方不明になってしまう。止むを得ず一行はソフィアを見つけるためにその場に留まり、捜索を続ける。
数日後、林の中でリックやシェーンと共にソフィアを捜索していたカールは、鹿に近づこうと歩み寄っていく時に何者かに撃たれてしまう。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
冒頭でリックがモーガンに3度目の無線を入れます。
この無線でCDC(疾病対策センター)のジェンナーに耳打ちされた内容(すでに全員が感染しているという情報)をモーガンに伝えようとしますが、やめます。
もちろん、この無線はモーガンには届いていません。
ちなみに、今いる生存者の中で、この情報知っているのはリックのみです。
この回では、キャロルの娘のソフィアが森の中で行方不明となり、みんなでソフィアを捜索するという話です。
そして、シーズン1で自爆しようとしたアンドレアをデールが説得して連れ出した形になっていましたが、実はアンドレアは、デールを死なせないためにCDCを出たという本音を漏らします。
そして、シェーンはローリとの関係を断ち切るために今いる生存者たちの集まりからこっそり抜け出すことをローリに告げ、その話を聞いていたアンドレアも自分と同じ考え方を持っているシェーンに同調し始めます。
リックは、ウォーカーに追いかけられた時にソフィアへ出した指示が正しかったのか、間違っていたのかを悩み、教会にあるキリストの銅像の前で問いかけます。
「(自分の判断に対しての)答えなどいらない。ちょっとしたサインだけいいんだ!合図してくれ」
そして、この後にカールが撃たれ、カールを助けようと担ぎ込んだ先にソフィアが・・・・という展開になっていきます。
シーズン2-第2話の動画「命の代償(Bloodletting)」
リックたちとオーティスは農場へ瀕死のカールを運び込み、そこのオーナーである獣医師のハーシェルに治療を施してもらうことになる。残りのメンバーもハーシェルの長女マギーの案内で農場へやって来る。カールの容態は手術を要するものであったため、必要な薬と医療器具をシェーンとオーティスが近くの街の高校へ調達しに向かうが、無事薬と医療器具を手に入れるもウォーカーに気付かれ襲われる。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
ハーシェル、マギー、ベスの初登場シーン。
この3人はしばらくの間リックたちと行動を共にして、お互い助け合うメンバーとして残っていくことになります。
この回では、撃たれたカールの手術が行われますが、人口呼吸器が必要になり、シェーンとオーティスが近くにある高校の緊急避難所まで手術用具を取りに行くことになります。
リック以外の生存者たちもマギーの案内により、牧場へと向かうことになります。
シーズン2-第3話の動画「最後の銃弾(Save the last One)」
ソフィアは見つからず、銃で撃たれたカールの容体は刻々と悪くなっていく中、手術に必要な物資を探しに出たシェーンとオーティスはウォーカーの大群に囲まれ身動きが取れずにいた。2人の帰りを待っていてはカールの命が危ないと判断したハーシェルは、危険を承知ですぐに手術を行うかどうかの選択をリックとローリに迫る。ローリは、こんな世界で息子を生きさせることに疑問を抱き始め、手術に賛成することができずにいた。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
冒頭でいきなり、シェーンがシャワールームで頭を丸めるシーンから始まります。
初めて視聴した時は「?」となりますが、これはこの回の結末を先に見せている状態。
なぜ、こうなったのか?を話の中で説明していくという構成になっています。
このやり方は、ウォーキング・デッドではよく使われる演出で、これが一番最初に使った回と言えます。
この回は、シェーンの恐ろしい裏の顔が露わになる回と言えます。
これも、このシーズン2の結末のシーンに繋がる伏線を少しずつ敷いているように思えます。
リックは、高校時代にシェーンが校長先生の車を盗んだ話をします。
これは、必ずシェーンが無事に戻ってきてくれるという意味でリックがローリに話しているのですが、結末を知ってしまうとなぜか不気味な話にも聞こえてしまいます。
シェーンはオーティスを犠牲にして自分だけ戻ってきますが、オーティスの家族たちの悲しむ姿を見ることで自分の犯した罪に気付き始めます。
冒頭で頭を丸めていたのは、懺悔の思いがふと頭を過ったからなのでしょう。
事実シェーンは恐ろしい裏の顔を持っていますが、ここでは理性がコントロールできなくなる人間の本性を表現しているようにも思えます。
デールはシェーンがオーティスを犠牲にして戻ってきたということをなぜかこの時点ですでに察知しています。
そして、ダリルもこの時点で気付いていたと、この後の第11話で語っています。(シェーンがオーティスの拳銃を持って戻ってきたという話)
シーズン2-第4話の動画「涙に咲く花(Cherokee Rose)」
悲しみの中、オーティスの葬儀が執り行われる。別れの言葉を求められたシェーンは、オーティの最期についてウソを語る。ハーシェルはこれ以上のトラブルを避けるため、ソフィアが見つかりカールの容体が安定したら農場を去るようにとリックに通告する。デールは井戸の底のウォーカーを発見。水を汚染させないためにウォーカーを生け捕りにしようと試みるがうまくいかない。そんな中、ダリルは一人でソフィアを捜しに出かける。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
このエピソードのタイトルになっている涙に咲く花「ナニワイバラ」。
ダリルがキャロルを勇気づけようとチェロキー族の伝説の話をしながら白いバラを渡すシーンがあります。
この「ナニワイバラ」は、この後のシーズン3でも使われるシーンが出てきます。
この回でリックは、今まで着用していた保安官の制服を脱ぎます。
この後にこの保安官の制服を着ることはなくなります。
そして保安官の帽子は息子のカールに渡し、二度とこの帽子を被ることがなくなります。
これはリックの中で今の環境の変化に適応しようと何かしら心境の変化が現れたことを意味しています。
現にリックは、この制服を着なくなってから少しずつ人格が変わっていきます。
そして、この回でローリが妊娠していることが確実となり、リックとシェーンの仲がより悪い方向へと向かっていくことになります。
シーズン2-第5話の動画「無限の生命力(Chupacabra)」
ペアを組まず独りで捜索に出たダリルは川でソフィアの人形を見つけるが、ひょんなことから大ケガを負ってしまう。意識を失い、目を覚ますと、目の前に立っていたのは行方が分からなくなっていた兄メルルだった。一方、妊娠が分かったローリはリックにもそのことを打ち明けられずにいた。マギーと関係を持ったグレンは、彼女のころころ変わる態度に困惑。ある夜、彼女を納屋に誘い出すが、そこは近づいてはならない場所で・・・FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
ヘリコプターが街を攻撃する回想シーンから始まります。
シェーンがローリとカールを連れて一緒にいるところ、そして街で何が起こっているのかわかっていない状態から察すると、リックが撃たれて入院した後の出来事だということがわかります。
おそらく、シーズン1の第6話の回想シーン(保安官姿のシェーンがリックを助けようと病院を訪れたシーン)がありますが、この出来事で心配したシェーンがリックを助けに病院へ行ったと推測します。
こういった過去の回想シーンは、ウォーカー化してしまった世界の原因が解明されるごとに挿入されていくと思われます。
この回では、仲間たちの力を借りながらソフィアの捜索に当たろうとするリックと、そのために仲間たちを危険な目に遭わせることに反対するシェーンが衝突し始めます。
そして、このエピソードの原題のChupacabra(チュパカブラ)とは、ヤギの血を吸う未確認生物のこと。
ソフィアを探しに行く時の会話の中で過去にダリルが目撃したという話がチラっと出てきます。
そして、崖から落ちたダリルがよじ登ろうとする時に出現したメルル(幻覚)もチュパカブラについて話しますが、あまりストーリーと関係があるわけではないです。
おそらく、未確認生物であるチュパカブラと幻覚として現れたメルルとをかけたものだと思われます。
そして、グレンが納屋の中にウォーカーを隠していることに気付いてしまいます。
この回でダリルはソフィアの人形を見つけて持ち帰りますが、おそらくこの時点ですでに納屋の中に・・・。
シーズン2-第6話の動画「明かされる秘密(Secrets)」
リックたちは自衛のために銃の訓練を始めた。シェーンは腕をあげたアンドレアをパートナーにソフィアの捜索に出る。納屋にウォーカーを囲っていること、ローリが妊娠していることを知ったグレンは、秘密を抱えきれずデールに打ち明ける。デールは問題を解決すべくハーシェルに訴えるが、らちがあかない。そしてハーシェルが一行を追い出したがっていることを知ったローリは、出産に対する不安を強め、グレンにある頼み事をする。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
前回のエピソードで、納屋に隠しておいたウォーカーの秘密を知ったグレンでしたが、内緒にしておくことができずにデールに話してしまいます。
その真相が明らかになっていく前の序章として、パトリシアがニワトリをウォーカーの餌にするための準備をするという、恐ろしいシーンからスタートします。
デールはグレンから聞いた納屋のことについて直接ハーシェルに問い正し、納屋の中にいるウォーカー達はハーシェルの身内であることを確認します。
そして、シェーンとアンドレアの関係を察知したデールは、過去にシェーンがリックに銃口を向けたこと、オーティスを犠牲にして自分だけ戻ってきたことなどを問い詰めながら、シェーンにここから出ていくように警告します。
そして、この回で初めてリックはローリが妊娠していること、ローリがシェーンと肉体関係にあったことなどを直接ローリの口から聞かされることになります。
ローリは、一度中絶薬を口にしますが、リックの説得により最終的に子供を産む選択をします。
シーズン2-第7話の動画「死の定義(Pretty Much Dead Already)」
グレンは納屋のことを仲間に打ち明けた。シェーンはウォーカーを処分しようと言うが、リックは家主の許可が必要だとハーシェルの説得を試みる。ウォーカーを処分できないなら、ソフィアの捜索も諦めて、農場を出るべきだと主張するシェーンにカールはくってかかり、リックもローリが妊娠しているから移動はできないのだと打ち明ける。そんな時、新たなウォーカーが見つかり、ハーシェルは納屋へ収容しようとするのだが・・・FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
この回では、人間とウォーカーの境界線がどこにあるのかということをテーマに進んでいきます。
つまり、人間の脳が破壊されない限り、死んだ後でもウォーカーとなって肉体は生き続けることができますが、それは果たして生きていることになるのかということです。
当然ハーシェルは、ウォーカーとなってしまった人間はまだ死んでいないという認識を持っています。
つまり、治療薬が見つかればウォーカーも人間に戻れると信じ切っています。
だから、死んだ身内を納屋に入れておいたわけですが、リックたちにとってはウォーカーはすでに死んでいるという認識です。
そして、ハーシェルの娘マギーも実際にウォーカーに襲われた経験からウォーカーはすでに死んでいる人間だという認識を持ちはじめます。
納屋にウォーカーがいることを危険に思ったシェーンは、デールが隠そうとした銃を奪い取って納屋にいるウォーカーを始末しようとします。
納屋の中からウォーカーと化したソフィアが現れます。
第8話でのシェーンとハーシェルとの会話のやり取りから、
シェーン「隠しやがったな!」
ハーシェル「違う」
シェーン「知ってたんだろ!」
マギー「知らなかった」
シェーン「だが、(ソフィアが)いた」
ハーシェル「オーティスが納屋に入れたんだ。殺される前に見つけたんだろう」
シェーン「そんなウソを信じろと?」
ハーシェル「信じなくていい」
この会話のやり取りだけで、ソフィアが納屋にいた理由を判別することはできませんが、いろんな疑問が湧いてきます。
会話のやり取りからすると、殺される前に見つけたソフィアをなぜウォーカーだらけの納屋に入れたのか?
なぜ、納屋の中にソフィアが入れられていたのは謎ですが、ウォーカーと化したソフィアはリックの手によって葬られることになります。
しかし、シェーンの暴走によって最終的にはソフィアの居所がわかったと考えると、シェーンの選択はあながち間違いではなかったことになります。
そして、このことをきっかけにハーシェルのウォーカーに対する認識が変わっていくことになります。
ちなみ、この回でシェーンはローリが妊娠していることをリックから知らされることになります。
シーズン2-第8話の動画「希望という幻想(Nebraska)」
ソフィアをはじめ、納屋にいたウォーカーは全員殺された。ウォーカーとなった母親に襲われかけたベスはショック状態に陥り倒れるが、ハーシェルは行方をくらましてしまう。彼を捜しに出たリックとグレンは街のバーで酒を飲んでいるハーシェルを見つけ、帰るように説得するが、希望を打ち砕かれた彼はなかなか帰ろうとしない。一方、夫の身を案じたローリはダリルに捜しに行くよう頼むが、彼に断られ自ら車に乗り街へ向かう。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
この回では、ハーシェルのウォーカーに対する認識が変わっていきます。
つまり、一度死んでウォーカー化した人間はすでに人間ではないということを理解し始めます。
そして、この回で初めてリックは生きている人間を撃ち殺すことになります。
家族を顧みずに他人のために行動してしまうと思われてきたリックでしたが、自らが危険に晒されると分かった時の決断の速さはさすがといったところです。
この発砲は、自分と仲間を守るために仕方なく撃ったものです。
そして、このリックの判断がのちにやっかいなお荷物を抱え込むことになります。
シーズン2-第9話の動画「繰り返されるウソ(TRIGGERFINGER)」
街のバーでリックが殺した2人の仲間が彼らを捜しに来た。リックに2人を殺されたと知った彼らは激怒。必死の釈明も聞き入れられず、銃撃戦が始まる。一方、農場ではローリがいないことに気付き、シェーンが探しに出る。道でローリを見つけた彼は「リックは戻ってきた」とウソをつき、彼女を連れ帰る。オーティスがシェーンに殺されたと疑っているデールに加え、またウソをつかれたローリもシェーンが危険だと感じ始める。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
この回では、リックとシェーンの対立関係がはっきりしたものになっていきます。
ローリを迎えに行ったシェーンは、リックはすでに農場に戻っているとウソをついて連れ戻します。
このウソをきっかけとして、ローリはオーティスを見殺しにした戻ってきたシェーンの行動が自分とカールのためにしたことだったとういことをシェーンから告げられます。
シェーンは、ローリのことを本気で愛しているとローリに告げますが、ローリは拒絶します。
この時点でシェーンとローリの関係が完全に断たれたことになり、このシーズンの悲劇の結末へのスイッチが入り始めることになります。
そんなシェーンの異常な愛情に気付き始めたローリは、シェーンに対して恐怖を感じるようになり、リックにこのことを告げます。
この時リックは、シェーンがオーティスを見殺しにして戻ってきたことを初めて聞かされます。
そして街では、銃撃戦の末に仲間から取り残されてしまったランダルという男をリックたちは連れて帰ることになりますが、この行動がまた面倒な問題を巻き起こすことになります。
シーズン2-第10話の動画「決闘(18 MILES OUT)」
回復したランダルを解放するために出かけたリックとシェーン。公共施設の跡を見つけ、置き去りにしようとするがランダルがマギーの同級生だったことが発覚。彼への対処方法で2人は激しく争い、ついに銃を手に取る。農場では生きる意味を見失ったベスが、死なせてくれとマギーに懇願。目を離すとベスはナイフを手にバスルームに閉じこもる。アンドレアは「自殺も選択肢の1つ」と主張するが、マギーとローリは認めない。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
第3話の時と同じように結末のシーンから始まります。
この回では、仲間としてシェーンとうまくやっていくためにリックがシェーンを説得するという話です。
ランダルがマギーの同級生であることを知ったリックたちは、農場の居場所を知っているランダルを置き去りにできなくなってしまい、彼への対処方法で2人はもめます。
シェーンはランダルを殺そうとしますが、リックはランダルを農場に連れていき、もう一日だけ考えてから対処方法を決めると言い出し、大ゲンカになります。
リックは、バスの中で一人取り残されたシェーンを置き去りにして、ランダルを連れて農場に戻ろうとしますが、途中に死んだ警官二人の姿を見て我に返ります。
つまり、リックは自分が元警官だったこと、そしてシェーンは同じ警官の同僚であったことを思い出し、シェーンを助けること選択をします。
最終的にリックとシェーンの関係は丸く収まりますが、完全に関係が修復したわけではありません。
そして、農場に戻る車の中でシェーンは、リックに説得されながら野原を歩くウォーカーを見つめるシーンありますが、これはシェーンの未来と重ねているようにも見えてしまいます。
ちなみに、このシーンは、この後のシーズンのオープニングで使われるようになります。
シーズン2-第11話の動画「生かすか殺すか(JUDGE, JURY, EXECUTIONER)」
ランダルを連れ帰ったリックだが、彼の仲間がギャングと判明。一緒にいたランダルはグループの脅威であると殺害を決める。それに対しデールは猛烈に反発。他の仲間を説得しようと試みるが、誰も耳を貸さない。最終決定のための話し合いでも殺さないことを主張するが、らちがあかない。大人の話から常に遠ざけられているカールはランダルに近づいたり、泥に足を取られたウォーカーを挑発したりと無茶な行動を繰り返していた。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
この回では、ランダルをどうすべきかについて話し合います。
ランダルの仲間を殺害してしまったことで、このままランダルを野放しにはできないと思ったリックたちはランダルの殺害を決めます。
しかし、デールだけがランダルの殺害に反対しますが、結局多数決でランダルを殺害することに決まってしまいます。
ところが、ランダルに銃口を向けているところをカールに見られてしまい、リックは拳銃の引き金が引けなくなってしまいます。
そして、結局ランダルは殺されずに済みます。
そのあとに牧場を歩き回っていたデールがウォーカーに噛まれてしまいます。
苦しむデールを見るのが辛くなったリックはデールを拳銃で撃とうとしますが、引き金を引くことができず、代わりにダリルが拳銃でトドメを刺します。
デールを襲ったウォーカーは、実は昼間カールが出くわしたウォーカーであることにカールは気が付きます。
カールは突然襲ってきたウォーカーに何もすることができずに、その場から逃げてしまいます。
もし、この時にカールがウォーカーを仕留めていれば、デールはこんな目に遭わなかったことになります。
後にこのことをカールは後悔します。
そして、この回でデールは死亡ということになります。
シーズン2-第12話の動画「深い森の中で(BETTER ANGELS)」
死んだデールの遺志を継ぎ、人間性を見失わないと決意したリックだが、シェーンだけは納得がいかずにいた。そんなシェーンをなだめるようにローリは今までのことを謝る。ランダルを当初の計画どおり、農場から離れたところで解放することになったが、シェーンがひそかに連れ出してしまう。ランダルがいなくなったことに皆が気づいた時、森から出てきたシェーンは「ランダルに襲われ銃を奪われた」と言い、顔からは血が流れていた。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
この回では、リックとシェーンの最後の決闘が繰り広げられます。
シェーンはランダルをわざと納屋から連れ出して、あたかも脱走したかのように見せかけてリックを森の中へ誘い出します。
リックと二人きりになったシェーンはリックを撃とうしますが、逆にリックがシェーンを刺し殺してしまいます。
リックはわざとシェーンの計画に乗っかり、この結末を望んでいました。
後になってリックは、シェーンとの関係を終わらせたかったとローリに告げています。
この光景に出くわした息子のカールは、ウォーカー化したシェーンを拳銃で撃ちます。
シェーンは刺されて約3分後にウォーカーに変身しています。
これは、シーズン1の疾病対策センターでジェンナーが言っていた「噛まれて最速3分でウォーカーに変貌する」という話と一致していることになります。
そして、ウォーカーに噛まれたわけでもないランダルもウォーカーに変貌していることから、人間が普通に死んでもウォーカーになってしまうということがわかります。
この回でシェーンは死亡ということになります。
シーズン2-第13話の動画「壊れゆく人格(BESIDE THE DYING FIRE)」
シェーンと対決したリックとカール。2人は家に戻る途中、ウォーカーの大群が押し寄せてくることに気づく。柵を壊し農場に入ってくるウォーカー。リックは納屋におびき入れ火を放ち、仲間のいる家の方向へ向かうのを防ごうとするが、数が多すぎるため防ぎきれない。皆が闘う中、更にウォーカーは増えていき、ひとりまたひとりと犠牲になっていく。ついに農場を捨て脱出することにするが、仲間たちはバラバラになってしまう。FOX ネットワークス「ウォーキング・デッド シーズン2」
この回では、銃声によって集まったウォーカーの大群を逃れるために全員が農場を脱出するというシーンになります。
農場を脱出する際、ジミーとパトリシアがウォーカーに噛まれて死亡します。
それ以外は全員農場から脱出しますが、キャロルを助けに車から降りたアンドレアだけはぐれてしまいます。
アンドレアは一人で森の中をさまよってウォーカーの群れから逃れようとしますが、不意に謎の人物が現れてウォーカーに噛まれそうになっているアンドレアを助けます。
この謎の人物が、後に登場するミショーンです。
これが、ミショーンの初登場シーンになります。
その他の生存者たちは、ソフィアのために置いておいた物資のところで合流します。
そして、リックは疾病対策センターでジェンナーに耳打ちされた内容(ウォーカーに噛まれていなくても、死ぬとウォーカーになってしまうこと)と自分がシェーンを殺したことやその理由について仲間全員に告白します。
ウォーキングデッド シーズン2 主なキャスト
・リック・グリムス(アンドリュー・リンカーン)
・シェーン・ウォルシュ(ジョン・バーンサル)
・ローリ・グリムス(サラ・ウェイン・キャリーズ)
・アンドレア(ローリー・ホールデン)
・デール・ホーヴァス(ジェフェリー・デマン)
・グレン・リー(スティーブン・ユァン)
・カール・グリムス(チャンドラー・リッグス)
・ダリル・ディクソン(ノーマン・リーダス)
・T-ドッグ(アイアン・シングルトン)
・キャロル・ペルティエ(メリッサ・マクブライド)
・ソフィア・ペルティエ(マディソン・リンツ)
・ハーシェル・グリーン(スコット・ウィルソン)
・オーティス(プルイット・テイラー・ヴィンス)
・パトリシア(ジェーン・マクニール)
・マギー・グリーン(ローレン・コーハン)
・ジミー(ジェームズ・アレン・マッキューン)
・ベス・グリーン(エミリー・キニー)
・ランダル(マイケル・ゼゲン)
・デイヴ(マイケル・レイモンド=ジェームズ)
・トニー(アーロン・ムニョス)
・メルル・ディクソン(マイケル・ルーカー)