沖縄エリアで撮影された「男はつらいよ」のロケ地を紹介していきます。
沖縄エリアで撮影された作品は、25作目「男はつらいよ ハイビスカスの花」の1作品のみです。
リリーが沖縄で病気となり、寅さんが飛行機に乗って沖縄まで見舞いに行くという話です。
ロケ地となったのが那覇市内から本島北にある今帰仁村までのエリアがロケ地として使用されています。
これから沖縄エリアのロケ地巡りをされる方は参考にしてみてください。
目次
男はつらいよのロケ地:沖縄県那覇市首里石嶺町
たがみ病院
映画「男はつらいよ ハイビスカスの花(25作)」 でリリーが入院していた「たがみ病院」。
リリーが入院していた「たがみ病院」は、現在「オリブ山病院」という名前に変わっていて建物も新しく建て直されています。
上の画像で言うと、リリーが入院していた「たがみ病院」は、十字架がある教会の右に建っていたことになります。
現在では、当時建っていた「たがみ病院」の建物はなくなり、周りの風景も当時の面影がないほど変わってしまっています。
ただ一つ残っているのは、当時たがみ病院の横にあった教会の建物のみです。
上の画像のアングルで言うと、おそらくこの右にたがみ病院が建っていたことになります。
教会の壁は塗り替えられていますが、当時の建物がそのまま残っているのが画像を見ても確認することができます。
映画の中では教会の前にグラウンドがありましたが、現在はオリブ山病院の敷地内となっていてグラウンドもなくなっていました。
航空地図で見ると、教会は下の画像の位置に建っています。
グーグルマップでは、以下の場所になります。
男はつらいよのロケ地:沖縄県那覇市牧志
ホテル入船
映画「男はつらいよ ハイビスカスの花(25作)」 でリリーが入院している間に寅さんが泊まっていたホテル入船。
ホテル入船があった建物は現在取り壊されて、別な建物が建てられています。
ホテル入船があったのは、以下の場所です。
沖縄県新天地市場本通り
映画「男はつらいよ ハイビスカスの花(25作)」 で寅さんが沖縄県新天地市場本通り(ロケ地)で啖呵売をしていた場所が沖縄県新天地市場本通りです。
啖呵売をしているシーンは、寅さんが初めてリリーの見舞いに行った後に流れるシーンです。
沖縄のおばちゃん相手にゴム草履を売るシーンです。
この場所は、「「男はつらいよ」寅さんロケ地ガイド」という本の182ページで紹介されていたロケ地です。
この本には、具体的な住所が載っておらず、「沖縄県新天地市場本通り・市場中央通り」としか書かれていません。
住所を調べてみると、沖縄県那覇市牧志3丁目近辺になります。
グーグルマップの航空写真で確認してみると、「沖縄県新天地市場本通り・市場中央通り」となっている通りは、下記の画像の赤線部分です。
グーグルマップでもわかる通り、屋根付きの通りになっている場所であることは確認できます。
これだけ長い通りだと、このシーンの場所を特定するのは大変ですが、いくつか場所を特定できるポイントがあります。
まず、下の画像からもわかるように寅さんが立っている場所に屋根がないのがわかります。
つまり、新天地市場本通りの入口か、出口付近、または途中屋根のない場所で売をしていたことが特定できます。
そして、寅さんが立っている横に「那覇高等美・・・」と書かれた石碑のようなものが立っています。
そして、映像の中央部分に着目すると、奥の通りの途中右にそれていく道があるのがわかります。
また、左上に「ボ」というカタカナの文字が書かれた看板があります。
以上、4つのポイントから実際に撮影された場所を特定することができました。
現在の風景は、下の画像のような感じです。
そして、寅さんが立っていた横にある「那覇高等美・・・」と書かれた石碑は、那覇高等美容学校のものであることがわかりました。
この石碑は現在残っていませんが、上の画像の反対側の角に「那覇高等美容学校」と書かれた看板がありました。
つまり、この看板を背にして寅さんは売をしていたということになります。
左側にある「カネボウ」と書かれた看板は当時のまま残っていました。
グーグルマップでは、以下の場所になります。
男はつらいよのロケ地:沖縄県金武町
キャンプハンセンゲート前
映画「男はつらいよ ハイビスカスの花(25作)」 で、リリーが高志の車に乗って仕事を探し回るシーン。
リリーは、右にあるキャンプハンセンゲートから左に入るように運転手の高志に指示をします。
この通りは、現在下の画像のようになっています。
上の画像で白い車が入っていこうとしているのが、キャンプハンセンのゲートです。
そして、映画の中でキャンプハンセンゲートから左の路地に入っていくシーン。
現在の風景は下の画像のようになっています。
リリーが乗った車がゲートの場所から左に入っていきますが、現在では車両進入禁止となっていて車で入っていくことができません。
画像に映っているサントリーBOSSの自販機の位置に当時ペプシの自販機が置いてあったことになります。
そして、路地を真っすぐ進んでいくと、下の画像のような建物が映画の中で映し出されます。
その建物の現在が下の画像です。
当時の看板は取り除かれていますが、この特徴的な建物は現在そのまま残されていました。
そして、リリーが一軒目に入ったお店。
リリーが一軒目に入ったお店は、現在下の画像のようになっています。
建物の左側に備え付けてある階段、入口の両脇にあるレンガ、建物の右のほうにある階段と手すり、すべてが当時の形のまま残っているのが確認できます。
そして、リリーが2軒目のお店に向かうシーン。
2軒目のお店の横に少し登っていく道がありますが、その道が下の画像です。
画像を見比べてもわかりますが、当時にままになっているのがわかります。
そして、2軒目のお店です。
2軒目のお店は、現在下の画像のようになっています。
よく見ると、入口の両側のレンガの壁が増設されているのがわかります。
キャンプハンセンゲートから南方面の路地に入ったエリアがロケ地になった場所です。
キャンプハンセンゲートは、以下の場所になります。
ドライブ・イン浜田
映画「男はつらいよ ハイビスカスの花(25作)」 で、リリーと高志が食事をしたのが、沖縄県国頭郡金武町のドライブ・イン浜田です。
現在このドライブインはなくなっていますが、別の建物が建っています。
その建物が下の画像です。
建物の裏には道路があり、その先には海が広がっています。
ドライブ・イン浜田があった場所は、下の地図の場所になります。
男はつらいよのロケ地:沖縄県国頭郡本部町
背底島
映画「男はつらいよ ハイビスカスの花(25作)」 で、寅さんとリリーが寝泊りした場所が建堅というエリアです。
海岸から海の向こうに見える島が背底島です。
現在は下の画像のようになっています。
現在も船着き場になっていますが、しっかりコンクリートで舗装されています。
右側は漁師たちが使う駐車場になっています。
建堅
海岸から寅さんとリリーが寝泊りした建物へ向かう通り。
現在は、下の画像のようになっています。
現在は道が舗装されていて両側の塀が少し違うものになっていますが、そのままの道が残されています。
そして、寅さんとリリーが寝泊りした建物の入り口です。
現在は、下の画像のようになっています。
寅さんたちが寝泊りした建物は、現在取り壊されてなくなってしまいましたが、入り口の左の建物は当時のまま残されているようです。
そして、仕事から帰ってきた寅さんをリリーが出迎えるシーン。
リリーが立っている場所は、寅さんたちが寝泊りした建物がある入り口のところです。
現在は、下の画像のようになっています。
リリーがもたれている塀はおそらく当時の壁がそのまま残されています。
そして、水族館で働く女性と同行して別れるシーン。
この場所は、寅さんたちが寝泊りした建物のちょうど入り口のところです。
カメラアングルは寅さんたちが寝泊りした建物がある入り口側から撮影されています。
この場所は現在下の画像のようになっています。
手前の家と奥の家、どちらも当時の建物のまま残っています。
寅さんとリリーが寝泊りした建物は、以下の場所になります。
グーグルマップでは、、以下の場所になります。
沖縄海洋博記念公園
水族館があった沖縄海洋博記念公園から海に向かっての風景。
映画の中で出てくる水族館は、現在の沖縄美ら海水族館です。
現在の沖縄美ら海水族館から海に向かって写真を撮ると、以下のようになります。
写真を撮った日が雨模様だったためモヤがかかって見えにくいですが、海の向こうにとんがり帽子のような島があるのが見えます。
沖縄美ら海水族館の場所は、以下になります。
男はつらいよのロケ地:沖縄県国頭郡本部町今帰仁村与那嶺
慰霊の塔
慰霊の塔に向かって寅さんがアイスクリームを片手に歩いていくシーン。
現在は、下の画像のようになっています。
この通りを南に少し歩いていくと、映画の中で寅さんがたどり着いたように慰霊の塔がある場所に繋がります。
現在は、下の画像のようになっています。
当時の慰霊の塔とは変わってしまいましたが、慰霊碑は現在もきちんと残されています。
周りに植えてあった木々がなくなり、鳥居もなくなっています。
慰霊の塔がある場所は、下の画像の赤丸のところです。
まとめ
今回は、沖縄エリアで撮影された映画「男はつらいよ」のロケ地を紹介してみました。
男はつらいよのロケ地紹介